さてさて、最近アレを書いてないなぁって事で。
関連して別のやつに手を出したり。
でも、結局、対の話はまだ書かないかなぁ。
そして登場人物。よく見るとオトモが書いてなかった・・・。
うーん、そのうち追記しておこうか。(そして結局忘れるというオチ)
とある雨の日。
自室にて、私は溜息をついていた。
自室にて、私は溜息をついていた。
最近、ほとんど独りで狩りに行っている。
実践の時間が足りない。
バルバレではそれまでの経験で何とかなったが、最近では実践が追いつかなくなってきている。
そんな状態で、パーティでの狩りに参加は出来ない。
バルバレではそれまでの経験で何とかなったが、最近では実践が追いつかなくなってきている。
そんな状態で、パーティでの狩りに参加は出来ない。
「あの馬鹿は、着実にクエストをこなしているのにね・・・」
思わず溜息と共に呟く。
こなしている、と言っても毎回ボロボロになってはいるが。
それでも足踏みして進めないでいる自分よりはマシな気がする。
それでも足踏みして進めないでいる自分よりはマシな気がする。
そういえば、アイツは一体何処をほっつき歩いているのだろうか?
使う武器は決めてないと、武器を変えてはすぐにそこそこ程度には使えるようになってしまう。
今はガンナー武器に手を出す気は無い様だけど、もし、手を出したら・・・。
それに、度々長く留守にしていたかと思えば、
ふらっと帰ってきては当然の様にあの馬鹿の横にいるのも気に入らない。
使う武器は決めてないと、武器を変えてはすぐにそこそこ程度には使えるようになってしまう。
今はガンナー武器に手を出す気は無い様だけど、もし、手を出したら・・・。
それに、度々長く留守にしていたかと思えば、
ふらっと帰ってきては当然の様にあの馬鹿の横にいるのも気に入らない。
いや、そんな事より。今は実践だ。
声に出したら、余計に焦る気持ちが増してきた。
とりあえず、訓練所にでも行ってこようか。
とりあえず、訓練所にでも行ってこようか。
カタ
と、ふと音がした気がした。
同時に、手元にあったボウガンの弾を音のした方向へ投げる。
窓付近の戸棚においてあった空ビンが飛び散り、1匹のメラルーが驚いた様に飛び出してきた。
まさか、いきなり弾を投げてくるとは思わなかったのだろう。
灰色の毛並みに、ナルガクルガの防具を身に付けたその猫には見覚えがあった。
逃げようとする前に、直ぐ様確保する。
同時に、手元にあったボウガンの弾を音のした方向へ投げる。
窓付近の戸棚においてあった空ビンが飛び散り、1匹のメラルーが驚いた様に飛び出してきた。
まさか、いきなり弾を投げてくるとは思わなかったのだろう。
灰色の毛並みに、ナルガクルガの防具を身に付けたその猫には見覚えがあった。
逃げようとする前に、直ぐ様確保する。
「ハヤト・・・だったわよね。何をしているのかしら、こんな所で?」
とりあえず、さっきの呟きを聞かれているとマズい。口止めしておく必要がある。
いや、そう言えば、この子が話している所を見た事が無い。
・・・話せないのだろうか?
よくよく考えたら、防具を脱いでいる所も見た事が無い。
いや、そう言えば、この子が話している所を見た事が無い。
・・・話せないのだろうか?
よくよく考えたら、防具を脱いでいる所も見た事が無い。
少し、好奇心が沸いてきた。
藻掻く首元を背後から押さえつけたまま、頭部に手を掛ける。
抵抗が倍になったが、勢い良く頭部防具を取り払った。
その途端・・・
藻掻く首元を背後から押さえつけたまま、頭部に手を掛ける。
抵抗が倍になったが、勢い良く頭部防具を取り払った。
その途端・・・
「ニャ、ニャにをするニャ~!」
予想外の、甲高くも可愛らしい声が耳に響いた。
目の前には、涙を目幅一杯に溜めた細目のメラルーしかいない。
おまけに、その耳は可愛らしい丸耳。何ともアンバランスだ。
目の前には、涙を目幅一杯に溜めた細目のメラルーしかいない。
おまけに、その耳は可愛らしい丸耳。何ともアンバランスだ。
「あ、え、えっと・・・?」
困惑しながらも、無造作に掴んだ防具を遠ざける。
「か、返すニャ!それは旦にゃさんが作ってくれた・・・」
必死で拘束から抜け出そうと藻掻いてくる。
「作ってくれたって・・・所詮、武具作成で余った端材じゃない」
「違うニャ!素材を端材に解体して作ってくれたのニャ!返すニャ~!!」
「違うニャ!素材を端材に解体して作ってくれたのニャ!返すニャ~!!」
流石に可哀想になってきたので手を緩めた途端。
即座に抜け出し、防具を引っ手繰ると同時に被り直した。
そのまま警戒しているのか、距離を取ってこちらの様子を伺ってくる。
即座に抜け出し、防具を引っ手繰ると同時に被り直した。
そのまま警戒しているのか、距離を取ってこちらの様子を伺ってくる。
「えっと・・・何しに来たのかしら?」
「・・・・・・。」
「あの馬鹿の差し金?」
「・・・・・・。」
「あの馬鹿の差し金?」
びくっとカギ状の尻尾が反応した。どうやら図星の様だ。
「何を言われたのか知らないけど・・・もう用は無いでしょ?出ていってくれる?」
「・・・・・・。」
「もしかしなくても、怒ってる?」
「・・・・・・。」
「もしかしなくても、怒ってる?」
答える代わりに髭を震わせてきた。どうやら話す気は無いらしい。
いや、怒っていなくても、話す気は無さそうだけど。
おそらく、あの声を気にしているのだろうか?
防具を脱がないのは、丸耳を気にしているのかもしれない。
いや、怒っていなくても、話す気は無さそうだけど。
おそらく、あの声を気にしているのだろうか?
防具を脱がないのは、丸耳を気にしているのかもしれない。
仕方が無いので、書き途中だった狩猟メモを開いた。
狩猟での怯み具合から、弾の効果を計算していく。
・・・正直、こういった作業は苦手だけど。
狩猟での怯み具合から、弾の効果を計算していく。
・・・正直、こういった作業は苦手だけど。
トントン、と、不意にメモを突付かれた。
どうやら「計算が間違っている」と言いたいらしい。
あの馬鹿はよくこういう作業をしているし、慣れているのかもしれない。
普段なら、人に聞いたりしないのだけど。
なんせ、相手は全く話したがらない猫である。
聞いた事を人にバラされる心配も無さそうだ。
あの馬鹿はよくこういう作業をしているし、慣れているのかもしれない。
普段なら、人に聞いたりしないのだけど。
なんせ、相手は全く話したがらない猫である。
聞いた事を人にバラされる心配も無さそうだ。
狩猟メモを書き終えた後。
メモをしまっている間に、ハヤトは部屋からいなくなっていた。
メモをしまっている間に、ハヤトは部屋からいなくなっていた。
結局、一体何をしに来たのだろうか?
やった事と言えば、話しながら狩猟メモを書いたぐらいだ。
いや、話しているのは自分だけで、向こうは身振り手振りで答えるだけだったけれど。
やった事と言えば、話しながら狩猟メモを書いたぐらいだ。
いや、話しているのは自分だけで、向こうは身振り手振りで答えるだけだったけれど。
その夜。
晴れた星空を見上げ、夜風を感じながら。
私は、かつての父の言葉を思い出していた。
晴れた星空を見上げ、夜風を感じながら。
私は、かつての父の言葉を思い出していた。
「君がハンターになる事に反対はしないよ。
でも、罪悪感からガンナーとしての道を選ぶ事は反対だ。
この傷は君のせいじゃない。僕の責任だ。
この傷は君のせいじゃない。僕の責任だ。
君には剣士の方が向いている。
自分でもそう思っているから、今まで剣士としての練習を積んできたんだろう?」
自分でもそう思っているから、今まで剣士としての練習を積んできたんだろう?」
そして、母の言葉も思い出す。
「あなたの好きにすれば良いと思うわよぉ?
ただ、一つだけ言っておくなら・・・良い狩友を探しなさい。
強さも、弱さも認めてくれる、良い狩友を、ね♪」
ただ、一つだけ言っておくなら・・・良い狩友を探しなさい。
強さも、弱さも認めてくれる、良い狩友を、ね♪」
気にしていないワケじゃない。だが、元々選ぶつもりだった道だ。
向いている、向いていないは関係無い。狩るか、狩らないかだけだ。
向いている、向いていないは関係無い。狩るか、狩らないかだけだ。
最初の出会いがあんな風だったから、未だにそのままの関係だけど。
もし、自分が本当はガンナーは苦手で。
あるハンターに憧れて、ガンナーを目指したと言ったら・・・どんな反応をするのだろうか?
もし、自分が本当はガンナーは苦手で。
あるハンターに憧れて、ガンナーを目指したと言ったら・・・どんな反応をするのだろうか?
結局、今日は狩りに行きそびれてしまった。
代わりに、久し振りに休めた気がする。
明日は狩場に出よう。狩れる自分でいる為に。
代わりに、久し振りに休めた気がする。
明日は狩場に出よう。狩れる自分でいる為に。
そこまで考えて。私は自室へと戻っていった。
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