とある日の遺跡平原にて。採取ツアー中のハンターが1人・・・。
カザハナ 「え～と、確か猫の巣はこの辺・・・ん？」
視界前方にオルタロス、金色の腹袋をしている
カザハナ 「（うわ・・・初めて見た・・・珍しいもの落としたりするかな？よし、背後から・・・）（武器に手を掛ける）」
？？？ 「そ、その攻撃・・・待って下さあぁあいっっ！！！」
どかっっ！！！（突然体に走る衝撃＆吹き飛び）
カザハナ 「げふぅっっっ！？！？！？；」
？？？ 「すす、すみませんんっ！？ あ、オルタロス・・・待って下さあぁあいっ！」
カザハナ 「あぃたたた・・・一体、何なん・・・」
？？？ 「あぁあの、すみませんっ！ そのオルタロス、足止めして下さいっっ！！」
ぽいっ（何かを投げ寄越され）
カザハナ 「？・・・松明？？；」
？？？ 「オルタロスの近くでぶん回して下さぁい！ 怯んで脚を止めますからっ！！」
カザハナ 「あ・・・え、と・・・？ りょ、了解デスっ！！」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
？？？ 「ふ～お陰様でじっくり観察出来て満足ですぅ♪ありがとうございます♪（超満足気）」
カザハナ 「あ、うん・・・お役に立てて何よりですヨ・・・ってか、ドチラ様？？；」
？？？ 「あ、しらゆきですぅ。そう言えば私も名前聞いて無かったですねぇ？」
カザハナ 「・・・カザハナ。カザでいいよ。」
しらゆき 「カザさん、ですねぇ？ ・・・あ、いきなり吹飛ばしてすみません！
金色のオルタロスを見るのは初めてだったので・・・つい・・・」
カザハナ 「いや、ビックリはしたけど・・・（いきなり背後からのバックナックルだもんなぁ・・・；）」
しらゆき 「すみません、すみませんっ！」
カザハナ 「だ、大丈夫、気にしてないから！」
しらゆき 「そ、そのぅ、本っ当にすみません・・・。勢いで手伝いまで・・・」
カザハナ 「採取ツアーで来てただけだし・・・しらゆきさんも採取ツアー中？」
しらゆき 「ふぇ？ そうですけど・・・」
カザハナ 「そっかそっか♪ じゃあさ、一緒に回ってもいいかな？」
しらゆき 「ふぇえ？！」
カザハナ 「なんだか、面白い物が見れそうだし。ね！」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
～採取ツアー終了後、集会所にて～
カザハナ 「（つ、疲れた・・・遺跡平原中の採取ポイント回ったんじゃないかな・・・）」
しらゆき 「今回も大量ですぅ♪ でもあの後、金色のオルタロスは見なかったですねぇ・・・」
カザハナ 「元気だね、しらゆき？；」
しらゆき 「まだまだ行けますよぉ♪」
カザハナ 「そーデスカ・・・。；」
しらゆき 「ところでカザさん、全部の色のオルタロス見た事あります？」
カザハナ 「う～ん？ 青と橙かな？？」
しらゆき 「食事の内容によって色が変わるんですよねぇ。他には緑と、灰ですねぇ。
青はキノコを食べた時で、緑は木の実を食べた時・・・（以下略）」
青はキノコを食べた時で、緑は木の実を食べた時・・・（以下略）」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
しらゆき 「オルタロスって、外敵を攻撃するタイプと、採取に専念するタイプがいるんですよねぇ。
見た目に違いがあるか観察するんですけど、よく分からな・・・」
カザハナ 「（ぐぅぐぅ・・・）」
しらゆき 「ってカザさん、起きてますかぁ？；」
カザハナ 「・・・ふにゃっ！？ね、寝てないヨっ！？？」
しらゆき 「でもこんなにお話聞いてくれた人は初めてですよぅ♪
大体の人は、一度クエストに行くと、次からは行ってくれないですし・・・。」
カザハナ 「そりゃ、いつ背後から吹飛ばされるか分からない人とはねぇ・・・；」
しらゆき 「すみません・・・；」
カザハナ 「・・・・・・。」
しらゆき 「カザさん？」
カザハナ 「しらゆきはさ、何でハンターになったの？」
しらゆき 「物心付いた時にはモンスターに関する本を集めてましたねぇ。
虫や鉱石、植物を探して外を駆け回ったり・・・」
カザハナ 「（あぁ、やっぱり・・・；）」
しらゆき 「『実際にモンスターを見てみたい！』って言ったら、両親に大反対されて。」
カザハナ 「（そりゃそうだろうなぁ・・・）」
しらゆき 「『ハンターでもないのにそんな事は危険だ』って言われて。本当にハンターになっちゃいました♪
そしたら勘当されちゃいましたぁ。；」
カザハナ 「そ、そうなんだ・・・；」
しらゆき 「でもいざハンターになっても、資格が無いと受注出来ないクエストが多くて・・・。
一人でクエストに行っても、失敗する事が多いんですよねぇ・・・」
一人でクエストに行っても、失敗する事が多いんですよねぇ・・・」
カザハナ 「（それって、ほぼ時間切れのせいなんじゃぁ・・・？；）」
しらゆき 「でもこのままじゃ会えないモンスターさんもいますしっ！一人でも狩れる様にならないと・・・！！」
カザハナ 「・・・あのさ、狩猟団って、興味ある？」
しらゆき 「狩猟団？ですかぁ？？」
カザハナ 「知る人ぞ知る狩猟団、『雪月花』。 まぁ一度来てみるといいよ♪」
この後、狩猟団に出入りする様になり、入団する事になるのはまた別のお話。
ではでは♪
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